広島のリーグ優勝で思うこと
2016年から3年連続でリーグ優勝は、球団史上初だそうです。
2016年は日本ハムに日本シリーズで負け、2017年はクライマックスシリーズで敗退と、いまの主力選手たちは日本一を達成していない。
あと何年優勝できるだけの戦力を維持できるかもわからないので、取れるときに日本一を取っておいてほしい。
しかし、そこでハードルとなるのが、クライマックスシリーズ。
リーグ戦でどれだけ勝っても、短期決戦で敗退すれば、そこで終わり。
いちおうリーグ優勝によるアドバンテージとして、1勝利ぶんが加算されるけど、リーグ戦の結果がたった1勝ぶんの価値しかないと思うと、なんともやるせない。
個人的には、リーグ優勝したチームには、勝って当然くらいのアドバンテージがあっていいくらいに思っている。
例えば、10試合おこなって下位のチームが10勝しないとダメとか。
あるいは上位のチームの攻撃はすべてタイブレーク制と同様に、「無死1,2塁」からとか。
そんなルールじゃ、やる意味がないとも思うけど、クライマックスシリーズが導入されたのは、リーグ優勝の望みがなくなったチームも興行面で恩恵を得られるようにと、配慮されてのこと。
下位のチームにとってはお金は入ってくるし、短期勝負で日本一にもなれるので、メリットだらけに見える。
リーグ優勝したチームはたった1勝ぶんのアドバンテージで、下位のチームにつき合わされる形となり、なにもメリットがない。
下位のチームが収入面で恩恵を受けるのなら、上位のチームが試合のほうで恩恵を受けたっていい。
もちろんこんな考え方もムチャクチャだとは思うけど、それくらいクライマックスシリーズは歪んだ制度と思ってしまう。
これでもし勝率5割以下のチームがクライマックスシリーズを勝ち抜いて、日本シリーズも勝っちゃったら、日本のプロ野球関係者はどうするんだろう?
いまはそんなことが気になってます。