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日大アメフト部の最終報告書で、今どきほんとにそんな人がいるのだろうかと思った

5月のはじめに日本大学アメリカンフットボール部の選手が、試合中に対戦相手の選手を負傷させてしまうということがありましたが、日大の監督やコーチが指示したのではないかと大きな問題になりました。

そして30日、この一件を調査していた第三者委員会から、最終報告書が発表されました。

三者委員会の最終報告書

報じられたニュースによると、当時の監督の指示でコーチが選手とその父親を呼び出し、理事も同席して話し合いが行われたとのこと。


このとき理事から、

「タックルが故意に行われたものだと言えば、バッシングを受けることになる」

「(同意してくれれば)大学はもちろん、一生面倒を見る。ただ、そうでなかったときには、日大が総力を挙げて、潰しにいく」

・・・・というような言葉があったみたい。

 

お互い悪いことを承知の上で手を組んで悪事を働くという関係なら、こういう会話もまだあり得そうな気もしますが、学校という教育現場で、いくら相手を説得するためとはいえ、いまどきこんなことを言う人がいるのかと、唖然としました。


このときの理事は冗談ではなく、当然のように受け入れられると思って発言しているでしょうから、これまでそういうやり方でも通っちゃうような組織だったんだろうな・・・というふうに見えてしまいます。

報告書どおりのことが行われていた?

こういう件があったうえで数日後、選手自ら会見を開き、謝罪。


選手の会見があった当日のうちに、学校側の広報から反論するようなコメントが出され、翌日には監督とコーチが緊急会見を開いて、火消しに躍起になっていました。

もし理事の言葉を受け入れていたり、会見を開かなければ、選手が勘違いして勝手にやったこととして、処理されていたんじゃないかと思う。


私のようにまったく無関係の人間には、当時の理事も交えて説得していたなんてことは知らないですから、学校側がなんとか世間の目をごまかそうというくらいにしか見えていませんでした。


広報や監督はこんな内容なら、コメントを出したり、緊急会見を開かないほうが良かったのでは?

なんであんな苦し紛れのことをしたんだろう?

・・・と、不思議にすら感じたのですが、

あれも「日大が総力を挙げて、潰しにいく」という理事の言葉どおりのことを、実行していたんですね。

そういうことであれば、苦し紛れになってもかまわず対応するというのも納得できます。


三者委員会の報告書にあるようなことを、ほんとに言う人がいるんだろうか?とはじめは半信半疑でしたが、その後の対応を見ると、きっとそうなんだろうな・・・と思えてしまいます。